エルゴヒューマンで逆に腰痛が悪化する？腰が痛くなる原因と“合わない”と感じた時

足を組んでいる

空いている電車内や公園のベンチで足を組んで座っている人を多く見かけます。いうまでもなく脚組は本来の正しい姿勢をゆがめ、腰痛を誘発します。

実は、私たちは生活において「体の片方どちらかに重心を預けている状態」でいることが多くあります。代表的な例はPC作業です。
例えば、右手メインでタイピングしていると重心が右に偏っているような違和感を持ちます。そこで私たちは、体の左側に重心を向けて安定させようとしてしまうのです。その反発反応が「脚組」というわけです。

脚組を続けると、上に組む側の骨盤が後ろに傾きやがて変形していきます。これが腰痛に進展していきます。

前のめり座りをしている

デスクワークをしていたり、椅子に座ってスマホを操作していると気づかないうちに姿勢が前のめりになっていることが少なくありません。

私たちの頭は同程度の大きさのスイカよりも重量があります。つまり、前のめりの状態でいると頭の重さを骨盤で支えられなくなるわけです。
そのようにして日常的に負荷がかかっていくと、自分でも気づかないうちに骨盤がゆがんでいき、結果的に腰痛につながっていきます。

足を前に投げ出した状態で座っている

前述の“仙骨座り”にも含まれる要素ですが、足を前に投げ出した状態で座ると、重心が不安定になり骨盤に余計な負荷がかります。やはりこれも腰痛を引き起こす要因です。
両足の裏が床にしっかりつくことで体のバランスが保たれ、体重が適切に分散されることにより脊柱（首からお尻までつながっている背骨）への負荷が最小限になり、疲労の軽減や腰痛防止になります。

ひじ掛けに片肘をついて座っている

いうまでもなく片肘をついて座ると、体の重心が左右どちらか一方に偏る形になり、骨盤に歪みを生じさせます。
このような座り方をしていると側弯症（そくわんしょう）を引き起こします。側弯症とは本来正面からみるとまっすぐに伸びているはずの脊椎（背骨を構成する骨）がねじれて右左にクネクネ曲がってしまう症状のことです。

こうなってしまうと矯正手術が必要になる場合があります。

デスクワークの時は少し座面を前傾にしてみる

特にデスクワークの長時間作業時には、時間が経つにつれてだんだんと姿勢が崩れていきます。
それに加え作業内容によってさらに姿勢が崩れていきます。例えば、ノートPCを使用する場合は、視線が下になりがちになりその影響で猫背になっていきます。

ノートPCでの作業時におすすめしたいのが座面を少し前傾にすることです。エルゴヒューマンでは座面の下のつまみハンドルをまわすと座面の角度を変えられますので、自分にしっくりくる角度をそれぞれの作業に応じて設定するといいでしょう。

座面の角度を細かく変えられる

エルゴヒューマンのヘッドレストはいらない？

ぱっと見、エルゴヒューマンのヘッドレストは、前に突き出ているような印象があり、座ると首が前に押し出され姿勢が悪くなりそうです。したがって、このヘッドレストはいらないと意見する方もいます。

ヘッドレストは正しい姿勢に導く

しかし、実際に座ってみると、ヘッドレストに頭が前に押し出されてしまったり、猫背になってしまったりすることはありません。逆にヘッドレストの効果で首から上が正しい位置に落ち着く感じになります。
このとき、目線がまっすぐ前に向く形になり全体が正しい姿勢になります。 そのようなわけで、ヘッドレストは装着して使用した方が楽でおすすめです。

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