エルゴヒューマンプロ
ランバーサポート
エルゴヒューマンのランバーサポートは痛い?座った時の腰の位置や調整方法
エルゴヒューマンの「ランバーサポート」は腰を前方に押し出す作用があります。その独特の形状からランバーサポートが腰にあたって痛いのでは?と心配する方も多いようです。本記事では実際にエルゴヒューマンに着座した時のランバーサポートの位置と腰の位置をチェックし、それを踏まえて正しい座り方や調整方法について紹介します。
公開日:2024年10月1日
本記事の編集、監修、取材協力者等の情報
この記事を書いた人 田口智之 WEBライター兼プログラマー。長時間の作業でも疲れにくいワークチェアは必要アイテムだと考え、さまざまなワークチェアを試したのちエルゴヒューマンにたどり着きその後愛用し続けている。本記事ではエルゴヒューマンの購入を考えている人に向けた参考情報をユーザー目線で提供します。
取材協力 家具のホンダ(本店:群馬県桐生市) 関東を中心に6店舗展開する大正10年創業の老舗家具店。「家具のホンダ」としてこれまで90年以上地域に親しまれてきた。本記事では商品素材の提供や、商品の特徴・機能についての情報提供に協力してくれました。
エルゴヒューマンのランバーサポートとは?
「ランバーサポートは」エルゴヒューマンの最大の特徴と言っても過言ではありません。座る人の体型や姿勢に合わせて腰をベストなポジションへ自然に導いてくれるため、長時間の集中作業でも快適で疲れにくくなります。
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ランバーサポートは独特の形状
しかし、実際に横からエルゴヒューマンを見ると、ランバーサポートがかなり前方に出っ張っているので、座ったら腰が痛そうな気もしなくもありません。腰が前に押し出される格好になり逆に背中が丸まって姿勢が悪くなってしまうような気もします。問題ないのでしょうか…?エルゴヒューマン全シリーズをチェック!
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ランバーサポートの効果は何ですか?
椅子に座っているときに背筋が丸まって猫背になると、呼吸が浅くなり十分な酸素が体内に取り込めなくなるので集中力が低下しますし、血行が悪くなり座っていて疲労感を感じやすくなってしまいます。一般的にランバーサポートは座った時に腰付近に圧をかけることで腰から背中が丸まって姿勢が悪くならないようにサポートするためのものです。つまり、着座した時に負担が少ない正しい姿勢へと促すわけです。
エルゴヒューマンのランバーサポートは痛い?
なにはともあれ、正しい姿勢をキープできるかは実際に座ってみないことにはわかりません。ランバーサポートに当たって居たくないか、背中が丸まって姿勢が悪くならないかを検証してみます。
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ランバーサポートが当たって痛いということはない
ぱっと見、エルゴヒューマンのランバーサポートは、かなり“もっちり感”があるので、腰が前に押し出されるような感じがしますが、実際に座ってみると、ランバーサポートは思いのほか反発性がなく接触面が意外と沈むので、腰が前方に押し出されることはありませんでした。腰に当たって痛いということもまったくありません。腰をランバーサポートにあずけられるので腰が包み込まれるような感じが心地よいのと、負担が軽減する感じがします。
これだと、腰痛もちの方は特に座っていて楽なのではないかと思いました。
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エラストマーメッシュとは何ですか?
エルゴヒューマンをネット検索すると、その素材について“エラストマーメッシュ”と説明されているのをよく見かけますが、「エラストマー」とは、弾力を表す「elastic」と重合体を表す「polymer」を合わせた造語です。エラストマーは樹脂とゴムの中間のような素材で、柔らかいですがその一方で非常に弾力性と耐久性に優れています。
実際にエルゴヒューマンに座った時のランバーサポートと腰の位置関係は?
座ってみると、下の写真のとおりランバーサポートの位置は腰の真後ろで、腰全体を包み込むような形になります。©best choice
ランバーサポートの位置は腰の真後ろ
エルゴヒューマンの場合、ランバーサポート自体の位置を調整することはできませんが、背もたれ全体を上下にスライドさせることができます。このあたりの微調整が充実しているとさらにいいとは思いますが、実際使用している場面ではそこまで細かい調整は必要ないと思われます。背もたれ全体を上下にスライドさせられる機能だけで十分事足りると思われますので心配の必要はなさそうです。
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エルゴヒューマンの正しい座り方
エルゴヒューマンは特に気を使わなくても普通に座るだけで自然な形で楽な姿勢をキープできます。とはいえ、いくつかの点を意識するとより効果的です。深く座ってランバーサポートに腰をあずける
先述したとおり、エルゴヒューマンのランバーサポートは腰の真後ろの位置に設置されていて、座ったときに腰にフィットするようにつくられています。そのようなわけで、深めに腰かける方が腰の負担軽減効果が発揮され、快適さを感じます。仮に浅く腰かけてしまうと本来エルゴヒューマンが目指している「腰に負担のかからない正しい姿勢」を実現できなくなってしまいます。
ヘッドセットは首のうしろあたりの位置に調整
デスクワークするときにもリラックスタイムで使用するときも同じことが言えますが、ヘッドセットを適正な位置に調整した方がより楽な姿勢をキープできます。ヘッドセットに関しては上下スライド機能しかありません。ヘッドセットだけを前方に突き出させたり後方に押し下げたりすることはできないのです。一見すると機能がもっともっと欲しくなりますが、裏を返せばこの設定だからこそ体に負担の少ない姿勢がキープできると言えます。
ただ、ヘッドセットの位置が高すぎたり低すぎたりすると、正しい姿勢で座れないので調整したほうがよいでしょう。
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ヘッドセットは上下スライドできるので調整した方が正しい姿勢をキープできる
デスクワークするときは背もたれをロックすると安定感がある
特に長時間デスクワークをするときは、疲労が蓄積してくるにつれて徐々に正しい姿勢が崩れていってしまうのが一般的。エルゴヒューマンは用途に合わせ調整ができるので自分になじむようにするのがおすすめです。そうすることで徐々に姿勢が崩れるのをより防ぐことができます。おすすめなのは背もたれをロックすること。
エルゴヒューマンの初期設定では背もたれがオートリクライニングになっているので、デスクワーク向きではありません。この状態で背中全体を背もたれにあずけると、思いのほか上体が後ろにそらされ過ぎてしまうからです。
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デスクワークにおすすめ!座面を前傾させるやり方
通常の着座ではほとんど活用することはないと思いますが、ユーザーによってはデスクワークするときに座面を前傾させたい人もいるようです。実はエルゴヒューマンには座面を前傾させる機能がついています。下の写真の②のハンドルをまわすと、座面に傾斜をつけられます。
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②のハンドルをまわすと座面に傾斜をつけられる
このように“自分流にカスタマイズ”すると、より負担の少ない姿勢が実現できます。長時間のデスクワークでもすごく快適です!エルゴヒューマンのリクライニング角度は?
ちなみに、上の写真の①はリクライニングシートの角度を調整できるレバーです。かなり広角で調整できますし、硬さも調整可能なのはユーザー的にはうれしいですよね。©best choice
リクライニングシートの角度は最大141度
Ergouhman(エルゴヒューマン)チェアの背面は最大141度、初期位置含め5段階のリクライニング角度の固定が可能です。 また、Ergohuman2ではリクライニングのテンション調節(硬さ)をノブでスマートに操作できるようになりました。
エルゴヒューマンのランバーサポートは痛くない
本記事ではエルゴヒューマンのランバーサポートを中心に機能や座る時のコツなどを紹介してきました。エルゴヒューマンのランバーサポートは独立式な上に形状が独特なので「長時間座っていると痛いのではないか」と思う人も少なくないようですが、実際に座ってみるとランバーサポートは正しい姿勢をキープする上で大きな役割を果たしていると言えます。
腰から背中のラインが包み込まれるような快適な座り心地をぜひ試してみて欲しいですね。
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