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加齢臭対策ってどうすればいい?もう「オヤジくさい」なんて言わせない!

加齢臭

加齢臭対策ってどうすればいい?もう「オヤジくさい」なんて言わせない!

40代頃から気になりはじめる“加齢臭”。あなたはしっかり対策できていますか?年齢を重ねるごとにニオイが強くなるエイジング現象ではありますが、食事やライフスタイル次第で大幅に軽減することが可能です。本記事では加齢臭の傾向と対策を紹介。まわりの人に気付かれる前に今すぐ加齢臭対策を!


公開日:2021年7月28日

本記事の編集、監修、取材協力者等の情報

梶谷慎也(管理栄養士/ニオイマイスター)

管理栄養士/ニオイマイスター 梶谷慎也 埼玉県栄養専門学校卒業後、管理栄養士資格を取得。保育園や施設にて離乳食やアレルギー食に携わり、現在では「美容と健康」のために必要な栄養の知識や食事選択力の普及活動をしている。

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加齢臭とは?

体臭の原因は、汗や皮脂だけでなく、食事や疲労、ストレスなどさまざまなものがあります。
その中でも特に中年世代を悩ませるのが加齢臭です。

加齢臭は古い油のような枯れ草のような不快なニオイで、40代にもなると体にまとわりつくようになります。
この厄介な加齢臭を対策するためには、まず加齢臭がどのようなメカニズムでどこから発生するのかを理解しておく必要があります。

加齢臭の原因物質は「ノネナール」

実は「加齢臭」という言葉は医学用語ではなく、資生堂が2001年に命名したもので、今となっては中年以降の人の体臭の俗称となっています。
梶谷慎也(管理栄養士/ニオイマイスター)

管理栄養士/ニオイマイスター

梶谷慎也

実は、加齢臭の発生源は毛穴です。 毛穴では皮脂がつくられていますが、加齢がすすむと皮脂の分泌量が増え、それに比例して皮脂中のパルトミン酸(脂肪酸)も増加します。

この「パストミン酸」が毛穴から出てくると空気中の酸素に触れて酸化し「ノネナール」という物質に変化します。
この「ノネナール」が“脂臭い”のです。

ようするに、40代以降の脂臭さは、皮脂の酸化が原因というわけです。

頭皮やワキだけじゃない!?加齢臭は意外なトコロからも発生

テレビなどで加齢臭が特集されることがありますが、よく「加齢臭は頭皮から出る」「耳の後ろから出る」などと聞くと思います。
先にも述べたように、そもそも加齢臭の原因は皮脂なので、必然的に皮脂の分泌量が多い箇所から加齢臭が発生するということになります。
下記のイラストで赤くマークされたところが皮脂量の多い部分です。すなわち主にこの部分から加齢臭が出るというわけです。
加齢臭が出やすい場所
  1. 頭皮
  2. Tゾーン
  3. 耳の後ろから首にかけて
  4. 胸周辺
  5. 両脇
  6. 背中の中心部
  7. へその周辺
  8. 陰部
このように、加齢臭が発生するのは、体全体で計8か所になります。

もっとも加齢臭が多く発生するのは頭皮

加齢臭の発生源は8か所あるわけですが、このうちもっとも強力な発生源は頭皮です。皮脂の分泌量で一番多いのは頭皮だからです。

その次に注意しなければならないのがおでこから鼻にかけての、いわゆる「Tゾーン」。
加えて、頬から顎にかけての「Uゾーン」です。

このエリアはもちろん皮脂量も多めなのですが、他人の鼻の位置に近い部分なので臭いが認識されやすくなるという事情もあります。
加齢臭はワキや首回りから発生すると思われがちですが(もちろんそのエリアからも発生しますが)、もっとも多く発生するのは頭部。

つまり、頭部のニオイ対策をしっかりおこなうことで、加齢臭を大幅に抑えることができるようになります。

若い人に加齢臭がないのはなぜか?

ちなみに、なぜ加齢臭が40代以上の人にはあって、若い人にはないのでしょうか?
先にも述べたように、加齢臭には皮脂の分泌量が関係しています。

若い人は皮脂がそれほど分泌されませんので加齢臭は発生しません。
その代わり、皮膚の新陳代謝が活発で発汗が多いため、新陳代謝によって出るアカ(角質)と汗が混じり、これが菌や微生物によって分解されるので「ツン」とした体臭になります。

加齢臭の対策方法は?【今日から実践できる】

加齢臭は年齢がすすめば誰しもが直面する問題ですが、しっかり対策すれば加齢臭を消すことだってできます。

以降では、加齢臭の対策法について具体的に紹介しますので、ぜひ今日から実践してください。

食習慣の改善は加齢臭対策にもっとも効果的

加齢臭のもとは皮脂。皮脂のもととなるのは食事ということになります。
ここからは、積極的に摂った方がいい食べ物と、制限した方がいい食べ物に分けてそれぞれ紹介します。

積極的に摂った方がいい食品・食材

加齢臭対策に効果的な食品・食材のトップ3です。

抗酸化作用のある食べ物

加齢臭対策にもっとも効果的な食品カテゴリは、抗酸化作用の高い食品カテゴリです。

加齢臭は皮脂が酸素に触れて酸化することで発生しますが、抗酸化作用のある食品を積極的にとることで酸化を抑えることができます。
具体的には以下の食材です。
  • ニンジン
  • ホウレンソウ
  • カボチャ
  • トマト
  • 芽キャベツ
  • ゴーヤー
  • レモン
  • ゴマ
  • ナッツ
  • 大豆
これらに加え、オリーブオイルや赤ワイン、緑茶なども抗酸化作用が強いです。
皮脂を酸化しにくくすることで加齢臭の発生をかなり抑えることができます。加齢臭対策として普段の食生活で積極的に取り入れるようにしましょう。

食物繊維

加齢臭対策におすすめしたい食品カテゴリの2つ目は食物繊維の多い食べ物です。

食物繊維をとることで、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことができます。その結果、腸内で悪臭成分の産生が抑制され、ニオイ物質も体外に排出されやすくなります。

腸内環境の改善には水溶性の食物繊維が効果的です。日本人は特に水溶性の食物繊維が不足していると言われていますので、ここでは水溶性食物繊維が豊富な食品を紹介します。
  • らっきょう
  • 切り干し大根
  • 納豆
  • かんぴょう
  • ごぼう
  • ニンニク
  • 押し麦
  • 海藻類
食物繊維は少なくとも成人で1日20g必要ですが、どの年代も足りていません。
らっきょうは100gあたり18.6gと非常に多くの食物繊維が含まれており、昔から「畑の薬」と言わるほどです。

発酵食品

加齢臭対策におすすめしたい食品カテゴリの3つ目は発酵食品です。

先に紹介した食物繊維と同様、発酵食品には腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果があり、悪臭の原因物質を体外へと排出してくれます。

発酵食品に含まれる有用菌は、腸内の善玉菌を活性化させるために必要不可欠です。
  • 納豆
  • 漬物
  • キムチ
  • ヨーグルトなどの乳製品
  • 乳酸菌飲料
  • 味噌
  • 雑穀

制限した方がいい食品・食材

続いて、加齢臭対策として制限した方がいい食品カテゴリのトップ3を紹介します。
ここから紹介するものは加齢臭の発生を促進してしまうため、バランス良く付き合っていく必要があります。

脂肪分の多い食べ物

ラーメンは動物性脂肪が特に多い食べ物
加齢臭を消すには動物性の脂肪分を減らすことが必要不可欠です。特にラードや牛脂、バターなどは非常に動物性の脂肪分が多いです。

このような動物性の脂肪分は腸で吸収されると、体内をめぐって代謝されていきますが、過剰な脂肪分は皮脂から分泌され、これが加齢臭のもとになります。

揚げ物

揚げ物に使われる油は、新しいものであっても空気にふれた瞬間からどんどん“酸化”が始まります。

スーバーの揚げ物コーナーなどで使用されている油は、数日間交換せずに使い続けられているのが普通です。このような油で揚げられた食べ物はかなり酸化しています。
加齢臭は皮脂が酸化することで発生します。揚げ物を食べるということは、酸化した脂を体内に入れ、加齢臭のもとを増やしているのと同じなのです。
ですので、外食では揚げ物を控えるとか、家庭で揚げ物をするときは新鮮な油を使用し、一回切りで捨てるのがおすすめです。

アルコール

肉類に含まれるタンパク質はアセトアルデヒドやアンモニア、インドールなどに変化し、これらが悪臭のもとになりますが、アルコールに関しても体内で分解されるとアセトアルデヒドが発生します。
アルコールは体内で悪臭の原因物質になるというわけです。

朝シャワーを浴び、インナーを着替えて出勤する

ライオン株式会社(LION)の研究所がおこなった調査では、被験者に対し夜10時に体をしっかり洗ってもらった上で、清潔なTシャツを着用してもらい、そのまま一晩寝た後に着替えずに出社してもらいました。

当然、寝ている間はTシャツに寝汗や皮脂が付着します。その後、朝起きて通勤するときも同じように汗や皮脂がTシャツに付着していきます。

こうして付着した汗は細菌などによって分解され、皮脂は酸素に触れて酸化し、汗も皮脂もニオイを発生させていきます。
調査の結果、汗がもととなるニオイは比較的すぐに発生するのですが、皮脂がもととなるニオイ(加齢臭)はだいたい12時間後から発生したそうです。
つまり、体をきれいに洗い、清潔なシャツを着用してから12時間後に加齢臭が発生し始めるということです。
朝体を洗い、清潔なシャツで出社する
ですので、朝、体を洗い、清潔なシャツを着用して出勤すれば、退勤まで概ね加齢臭は出ないということになります。

保湿ケアをする

皮脂は加齢臭の原因物質ですから、皮脂の分泌量が多い人ほど加齢臭が出やすい傾向にあります。

したがって、オイリー肌の人ほど加齢臭に要注意なのです。ちなみに、人の肌は下記のように大きく4つに分類されます。
  1. オイリー
  2. ドライ
  3. ノーマル
  4. ドライオイリー
オイリーは脂性肌、ドライは乾燥肌、ノーマルはその中間、ドライオイリーは部分的にオイリーだったりドライだったりする肌です。
(自分の肌のタイプを調べるには、SISEIDO MENなどで肌質チェックしてもらうとよいでしょう)

ヒトの皮脂は、体全体を覆って細菌やウィルスから肌を守るバリアーの役割を果たしています。
入浴などで体を洗うことによって、この皮脂が洗い流されるわけですが、その後再び皮脂がすぐに分泌されて肌の表面をバリアーで覆う形になります。
ただ、体を洗った後に肌が乾燥していると、保湿しようと体が反応してしうため、余計な皮脂がどんどん分泌されてしまいます。
洗いっぱなしにしておくと、皮脂が過剰に出てきてしまうのです。
この過剰に分泌された皮脂が加齢臭の原因物質になってしまうわけです。ですので、オイリー肌の人ほど入浴後は保湿ケアをすることをおすすめします。

保湿ケアをすることで、結果的に余分な皮脂の分泌を抑えることができ、加齢臭を抑えられるのです。

ストレスを溜めない

実は、ストレスも加齢臭に大きく影響します。
人はストレスを感じると、そのストレスに対抗しようとして体内に活性酸素が増えます。
加齢臭のもと「ノネナール」は、脂肪酸と過酸化脂質が結び付いてつくられるわけですが、過酸化脂質は活性酸素の増加に連動して増えるため、結果的にノネナールの“原料”が増える形になり、より多くのノネナールが発生することになります。
加齢臭の強弱はストレスの強さに大きく左右されるといっても過言ではありません。

ストレスは加齢臭のニオイを強くするだけではなく、「ストレス臭」という特有のニオイも発生させることが最近の研究でわかっています。

皮脂の酸化で発生する加齢臭とは異なり、ストレス臭は皮膚ガスから出るニオイです。
この皮膚ガスは主に緊張によるストレスが原因で、硫黄のようなネギのようなニオイがします。
ストレスは加齢臭のニオイを強くするだけでなく、それ自体が特有のニオイも発生させるので、しっかり対策する必要があります。

加齢臭対策ができるおすすめアイテム

加齢臭対策には食生活や生活習慣を見直したり、清潔を保つことがもっとも重要ですが、時間や労力を要しますし、完璧に加齢臭を無くすことはできません。

ビジネスシーンで大事な商談があるときや、異性とのデートのときなど、即効で加齢臭を対策したいというときもあるでしょう。

そんなときにおすすめしたいアイテムをピックアップしましたので、活用してみてはどうでしょうか?

まとめ

加齢臭は40代以上の男性を悩ませる厄介な問題。
周囲に不快な思いをさせたくないし、自分自身も恥ずかしい思いをしたくないからと、他の人と接する際に必要以上にソーシャルディスタンスをとってしまったり、なるべく接触しないよう気を使ったりしてしまう人も少なくありません。

しかし、加齢臭はしっかり対策することで確実に軽減できるのです。本記事を参考に、しっかり加齢臭対策していきましょう。


公開日:2021年7月28日