
キーボード
プログラマー必見!作業効率【爆上がり】のキーボードおすすめランキング
長時間タイピング作業をするプログラマーにとって、キーボードは作業効率や能率を大きく左右する重要アイテム。自分の体に合っていないキーボードだと、指や手首、肩や腕に余計な負担がかかって疲れやすくなり、ストレスも溜まってしまいます。本記事では、プログラマーが快適に作業できるキーボードの選び方やおすすめを紹介しますので、今まさに、キーボードの購入を検討しているというプログラマーの方は、ぜひチェックしてください!
本記事の編集、監修、取材協力者等の情報

合同会社リンクイノベーションCEO(PG歴10年) 田口智之 本サイトの統括責任者でデザイナー・プログラマー歴10年。これまでさまざまなキーボードを試してきた経験から、ユーザー目線で“長時間作業しても疲れないキーボード”を厳選します。

ベストチョイス編集部 ライフステージにおいて確かな情報を必要としている方たちに向けて、実用的で役立つ情報を発信するデジタルメディア・プロジェクト。さまざまな分野で専門家の意見を伺いながら、読者がより豊かなライフを送るためのヒントをお届けします。
プログラマーならここに着目!キーボードの選び方ポイント
どのキーボードを使用すれば快適にプログラミングできるかは、人それぞれ微妙に違うと思いますが、軽く打っても正確に入力できる、誤認識しない、反応が良い。このあたりは誰もが共通してキーボードに求めたい部分ではないでしょうか?以降では、どこに着目してキーボードを選んだら良いのかについてポイントを紹介していきますので、見ていきましょう。
英語配列のキーボードを選ぶ
プログラマーにとって、いかに作業スピードをアップできるかは生命線です。高速タイピングを実現しようとすると、プログラミングに使わない余計なキーは作業の邪魔になります。
そこでおすすめしたいのが、英語配列のキーボードを選ぶことです。
英語配列のキーボードを使うメリットは、記号の配置が合理的で無駄な動きが少なくなるというところです。
例えば、プログラミングでは文字列であることを示すために「'」を入力するケースが多いですが、日本語配列のキーボードですと「Shift」キーを押しながら「7」を押す必要があります。
この場合、キーの配置の問題上、2つのキー入力が必要になり、両手を使う形になります。
一方、英語配列のキーボードの場合、1つのキー入力でOKとなります。
また、「{」と、「}」、「[」と「]」が隣り合っているなど、合理的で直感的に操作しやすくなっています。
一般的な英語配列のキーボード

引用:Wikipedia キー配列 109キーボード(日本語配列)
一般的な日本語配列のキーボード

引用:Wikipedia/キー配列 101キーボード(英語配列)

とはいえ、日本語キーの方が使い慣れている方も多いでしょう。無理に英語配列に乗り換える必要はありませんので、スピードにこだわりたいという方は英語配列にチャレンジしてみてはどうでしょうか?
キースイッチをチェックする
キースイッチとは、キーボードのキーを構成している一つひとつのスイッチのことです。ようするに、キーボードはキースイッチの集合体というわけです。
キースイッチは構造上の観点から大きく4種類に分けることができます。種類ごとに打鍵感(だけんかん)が異なるので、自分が快適と感じるキーボードを選ぶ上で重要な要素になります。
メンブレイン方式
比較的安いキーボードでよく採用されているのが「メンブレイン方式」というキースイッチ。構造はとてもシンプル。回路が張りめぐらされているシート(メンブレン)がキー全体の下に敷かれていて、その上に打鍵感を与えるためのラバードームというゴムの部品がついているというもの。
メンブレイン方式でつくられているキーボードのメリットは安いこと。1,000円~3,000円くらいの価格帯のものは概ねメンブレイン方式です。
だだし、リーズナブルな反面、キーストロークは深めで反発力も強いため、長時間のタイピングにはあまり向いていません。
パンダグラフ方式
軽量で薄型のキーボードやノートPCで多く採用されているのが「パンダグラフ方式」。先に紹介したメインブレイン方式と同様に、キーボード全体でシートを共有しています。
しかし、少し違うのは、この方式では、キートップ下に交差した支柱がセットされていて、これがキーを支えているというところ。
この構造により、キーの中心を押さなくてもキーが反応してくれるため、確かな打ち心地を得られますし、タイプミスも軽減されます。
メカニカル方式
「メカニカル方式」の特徴は、一つひとつのスイッチが独立した構造を持っているというところです。つまり、各キーとシートに独立した接点があるのです。これがメインブレイン方式、パンダグラフ方式と決定的に違うところです。
キースイッチがそれぞれ独立していることにより、確実に打鍵感が得られ、打鍵音もしっかりしています。
静電容量無接点方式
「静電容量無接点方式」とは、タイピングによりキーが押し込まれて一定の間隔まで電極同士が接近したときに回路が接続され、キーが押下されたことを感知する仕組みのキ―スイッチです。他の方式と違い、キートップに物理的な接点がないため、エラーが起こりにくく、なめらかにタイピングできるのがメリットです。
ただ、静電容量無接点方式のデメリットは高額なところ。安価でなものであれば1,000円くらいで購入できるキーボードですが、静電容量無接点方式のキーボードは一万数千円から数万円くらいの値段になります。
キーピッチをチェックする
キーピッチとは、キーの横幅とキー同士の隙間を含めた間隔の長さのこと。ノートPCのキーボードは、キーピッチが19ミリの製品が多いですが、この場合、キーの横幅が17ミリでキー同士の隙間が2ミリという具合になっているわけです。
つまり、キーピッチが狭いということは、それだけキー同士が密集しているという形になります。
キーピッチが狭い方が良いのか広い方が良いのかについては、手の大きさや指の太さによって変わってくるので、手指が小さく細い方はキーピッチが狭い方がタイピングしやすいかもしれません。
逆に手指が大きい方は、キーピッチが狭いキーボードだと肩がすぼまる姿勢になり、体に負担がかかるでしょうし、打ち間違いのリスクも高くなると考えられます。
キーストロークをチェックする
キーストロークとは、キーを押下したときに底打ちするまでの深さのこと。一般的なデスクトップPC用のキーボードは、4~5ミリ程度のキーストロークとなっています。
キーストロークが長いと、キーを叩いて入力している感覚が得られますが、デメリットもあります。
特に、先に紹介したメンブレン方式やパンダグラフ方式を採用しているキーボードの場合は、構造上、キーを奥深くまで押し込まないと感知されないため、キーストロークが長いとタイピングしずらく、疲労感も溜まります。
これに対して、メカニカル方式や静電容量無接点方式のキーボードの場合は、それほどキーを押し込まなくても反応するようになっているので、快適で疲れにくいというメリットがあります。
タイピングの速度や正確性を求められるプログラマーの場合、基本的にはキーストロークは長すぎない方がよいでしょう。
テンキー付きのキーボードは選択肢から除外する
キーボードには右側にテンキー(数字だけが書かれたキー)があるものと、ないものの2通りあります。プログラミングの際に数字を入力することも多々ありますが、プログラマーの場合は、ホームポジションから届く上部の数字キーを使用するケースがほとんどだと思います。
加えて、テンキーありのキーボードの場合、マウスの位置が必然的に遠くなるため手の移動距離も長くなり、肩や腕が疲れやすくなります。
このような理由で、特別な理由がない限りは、テンキーレスのキーボードを選ぶのがおすすめです。
有線・無線は自分の状況に合わせて選ぶ
マウス同様、キーボードにも有線タイプと無線タイプがあります。言うまでもありませんが、有線タイプは電源が不要で高い安定性があります。電波干渉による誤作動や遅延のリスクもありません。
そのため、キータッチの反応が良くサクサクと動作します。
一方で、無線タイプのキーボードの場合、どうしても安定性に欠ける部分があります。
その反面、ケーブルが邪魔になることもなく、デスクもすっきりします。モバイルでも持ち運べるため、スマホやタブレットでもキーボードを使用したいという方にはおすすめです。
このあたりは、その方の用途によりますので、有線、無線それぞれのメリット・デメリットを整理した上で選ぶとよいでしょう。
パームレスト付きは手首の負担を軽減する
「パームレスト」とは、キーボードやマウスの手前におくクッションのこと。これを手の下および手首下に置くことで、長時間のタイピングによる疲労や痛みが軽減され、腱鞘炎などの予防にも非常に効果的です。
一般的なデスクトップPC用のキーボードでは、キーボードの高さより手首の位置が下になるため、タイピングする際に手首が反った格好になり、この状態が長時間続くと、手首が痛くなり、ひどくなると腱鞘炎になる可能性があるのです。
このようなわけで、プログラマーの間でもパームレスト付きのキーボードは人気です。
仮にパームレストがついていないタイプのキーボードだとしても、別売りで手に入れることもできます。いづれにせよ、パームレストの使用はおすすめです。
プログラマーにおすすめしたいキーボードランキング
ランキング一覧表
画像 | ![]() 1 |
![]() 2 |
![]() 3 |
![]() 4 |
![]() 5 |
---|---|---|---|---|---|
品名 | 東プレ(Topre) REALFORCE R2 PFU Limited Edition PZ-R2TLSA-US4 | ピーエフユー(PFU) HHKB Professional HYBRID Type-S PD-KB800BS | Advantage2(Kinesis) | FILCO Majestouch Convertible 2 FKBC104MC/EB2 | Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000 (B2M-00012) USB接続 英語版 |
キーピッチ(mm) | 19.05 | 19.05 | 19 | ||
キーストローク(mm) | 1.5~3(調整可能) | 3.8 | 4±0.5 | ||
キーストローク方式 | 静電容量無接点方式 | 静電容量無接点方式 | 静電容量無接点方式 | ||
配列 | 英語 | 英語 | 英語 | 英語 | 英語 |
サイズ(cm) | 14.2x36.9x3 | 294x120x40 | 46.7x27.18x10.41 | 46x13.8x3.85 | 260x510x55(78) |
重量(g) | 1,100 | 540 | 998 | 1,200 | 1,300 |
参考価格(税込) | 31,350円 | 35,200円 | 46,980円 | 17,804円 | 8,900円 |
詳細 |
東プレ(Topre) REALFORCE R2 PFU Limited Edition PZ-R2TLSA-US4

キーピッチ(mm) | 19.05 |
---|---|
キーストローク(mm) | 1.5~3(調整可能) |
キーストローク方式 | 静電容量無接点方式 |
配列 | 英語 |
サイズ | 14.2x36.9x3 |
重量(g) | 1,100 |
参考価格(税込) | 31,350円 |
特長 |
理想的なキータッチと耐久性を兼ね備えた性能の高いキーボードです。
各キースイッチのオン位置が1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で調節できるため、キースイッチの反応速度を最適な状態に細かく調整可能です。 間違いなくお値段以上の快適さを得られます。Bluetooth接続とUSB接続どちらも可能です。 |
---|
ピーエフユー(PFU) HHKB Professional HYBRID Type-S PD-KB800BS

キーピッチ(mm) | 19.05 |
---|---|
キーストローク(mm) | 3.8 |
キーストローク方式 | 静電容量無接点方式 |
配列 | 英語 |
サイズ | 294x120x40 |
重量(g) | 540 |
参考価格(税込) | 35,200円 |
特長 |
キー配列と傾きをカスタマイズできる機能付きで、しなやかで心地よいタイピングが可能です。
無駄な部分を徹底的に削ぎ落しているので、余計な手指の動きがなく、サイズも非常にコンパクト。A4ハーフサイズくらいの大きさで持ち運びも苦ではありません。 |
---|
Advantage2(Kinesis)

キーピッチ(mm) | |
---|---|
キーストローク(mm) | |
キーストローク方式 | 静電容量無接点方式 |
配列 | 英語 |
サイズ | 46.7x27.18x10.41 |
重量(g) | 998 |
参考価格(税込) | 46,980円 |
特長 |
人間工学(エルゴノミクス)のキーボードの中でもかなり独特のデザインです。最大の特徴は、キーがくぼんだお椀上に配列されていることです。
自然な形で指が曲げられたり、押したいキーに無理なく届く構造になっているだけでなく、エンターやスペース、バックスペース、デリートキーなど、頻繁に使用するキーは中央にまとめて配置されていて、親指で押下できるようになっています。 |
---|
FILCO Majestouch Convertible 2 FKBC104MC/EB2

キーピッチ(mm) | 19 |
---|---|
キーストローク(mm) | 4±0.5 |
キーストローク方式 | |
配列 | 英語 |
サイズ | 44x13.8x3.85 |
重量(g) | 1,200 |
参考価格(税込) | 17,804円 |
特長 |
本体の重量が大きい分、ずっしりした安定性と心地よい打鍵音で快適にタイピングできます。
さらに、USBとBlutoothの両方で接続できるようになっている、また、複数台で共有できるキーボードであることが、購入者から高評価されています。 |
---|
Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000 (B2M-00012) USB接続 英語版

キーピッチ(mm) | |
---|---|
キーストローク(mm) | |
キーストローク方式 | |
配列 | 英語 |
サイズ | 360x510x55(78) |
重量(g) | 1,300 |
参考価格(税込) | 8,900円 |
特長 |
キーボードの中央が盛り上がっている形状で、見た目にも高級感やデザイン性を感じます。
独特の形状に慣れるまでやや苦労しますが、慣れてしまうと非常に快適で、通常のキーボードには戻れないと感じるほどです。 ただ、難点としてはテンキー付きのためマウス操作時に手の移動が大きくなってしまうのと、有線のみという点があります。 |
---|
まとめ
本記事では、プログラマーがキーボードを選ぶ際の選び方ポイントや、購入をおすすめしたいキーボードをランキング形式で紹介しました。プログラマーにとって、キーボードはもっとも重要度の高い必須アイテム。
どのキーボードを使用するかによって、作用能率・効率が大きく違ってくるのです。
ここで紹介させていただいた内容を参考に、ぜひ、自分にあった相棒(キーボード)を探してくださいね!

合同会社リンクイノベーション CEO
田口智之
本サイトの運営統括責任者。
これまでスーパーの水産部や学習教材の営業、仕出し弁当の営業、人材コーディネーター・キャリアアドバイザーなど、さまざまな職種を経験。2008年のリーマンショックを機に会社に依存するリスクを痛感し、2012年頃からWEBデザインやプログラミングを独学。会社員として働きながら個人事業主として開業し、自身の事業をスタートさせる。
その後、2017年に10年間勤めた会社を退職し、2018年2月にリンクイノベーションを設立。
現在はンターネットメディア事業、Webサイトの構築・運用、システム開発、各種コンテンツの企画制作を中心に精力的に活動している。
フォローしてください